小児成育歯科

つきやま歯科医院の小児歯科(U20)の診療の流れを詳しくご説明します。つきやま歯科医院では、メディカルトリートメントモデルに基づいた診療を行っています。

メディカルトリートメントモデル(MTM)とは、初診時のリスク評価から、ひとりひとりの患者さんに合わせた予防プログラムをたて、健全な歯をできるだけ残す最小侵襲治療などの必要な治療を行い、その後の定期的なメインテナンスに至るまでの流れです。

つきやま歯科の小児歯科(U20)では出生前からの
予防/咬合の育成を目標としています。

わかりやすく言いますと、生まれる前、つまり出産をされる妊婦さんやそのご家族のむし歯や歯周病の予防、そして、生まれた赤ちゃんが、乳児期、幼児 期、学童期、思春期を経て、成人(20歳)になるまでの、むし歯や歯周病の予防と歯並びや咬み合わせの良好な発育をサポートすることを目指しています。

乳歯に虫歯ができてしまったら、永久歯でのむし歯が心配です。また、反対に、乳歯でむし歯がなくても、永久歯も絶対むし歯ができないわけではありません。

子ども達は皆、同じ原因、環境でむし歯ができるわけではありません。ひとりひとりの子どもで、環境やむし歯の原因は違います。

つきやま歯科医院では、環境やむし歯の原因を詳しく調べます。お口の診査やレントゲン写真での検査などの他に、

お口の写真
磨き残しの検査
食生活や健康状態のアンケート
サリバテスト(唾液の検査)

を行い、子ども達ひとりひとりのむし歯のリスクを把握した上で、虫歯のない健康な口を育むために、ひとりひとりのリスク や成長に合わせた診療や予防のプログラムを考えていきます。また、担当のスタッフがついて、子ども達が安心して積極的に診療に参加できるように取り組んで います。

日本の子どもたちのむし歯は、年々減少の傾向にあります。実際に、平成23年度の厚生労働省の歯科疾患実態調査(表1) によると、12歳の子ども達の永久歯のDMF歯数(むし歯になった歯の本数)は、昭和62年の4.9本から、平成5年には3.6本、11年には2.4本と 減り続け、最近の平成23年にの調査結果では1.4本にまでに減りました。むし歯においては、発展途上国といわれた我が国も、やっと先進国の仲間入りを果 たしつつあるかのように見えます。

1人平均DMF歯数(DMFT指数)の推移、永久歯(本)

DMFT01 DMFT02

けれども、2つめの表(表2)を見ると、平成23年の調査の結果では、15歳~19歳の子ども達の永久歯のむし歯は、 3.2本。平成17年に12歳でむし歯が1.7本だった子ども達は、その後6年間でむし歯の本数が2倍近くに増えていったことがわかります。また、平成 11年に12歳だった子ども達が平成23年では24歳です。むし歯はだとすると、5.9本になっていて、12歳のときの2.4本から、約2.5倍に増えて いるのです。

これは、どういうことを意味していると思いますか?年々、同年齢の人のむし歯の本数は減っています。しかし、年齢があがるにつれて、むし歯が増えるという傾向はずっと続いているということです。そこには、どんな原因があるのでしょうか?

小学校までは定期的なメインテナンスが継続できていいた子ども達が、中学生、高校生になると勉強や部活動、交友関係の広が りから自由な時間が減りメインテナンスから足が遠のくこと、保護者の方の手が少し離れて、歯磨き習慣や食生活が乱れることなどが考えられます。また、子ども 達から、小さい子の歯医者という感じがして行きにくいという声も聞きます。

つきやま歯科医院では、小さい子ども達や小学生をイメージしがちな小児歯科というくくりをU20(Under 20=20歳以下)という言葉に変えて、赤ちゃんから通い始めた子ども達が成人するまで通える環境を作り、大人になっても、むし歯をつくらないよう、強い歯質としっかりした予防を身につけてに成人の診療部に送り出せるように考えています。